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ピーマン・なすの収穫数について

◆ピーマン・なすの収穫数で教えて下さい
いろいろ調べてみると1株あたりの収穫数が50個だったり1000個もありますが
収穫個数はどのように判断したらよろしいでしょうか
来期、10aに栽培計画中です

果菜類の一株当たりの収穫数につきましては、ものすごく大きな差が生じると思います。
その原因につきましては、以下のような理由になると思います。

1、未熟な果の内に収穫するか、種を結ばせるか。
例えば、胡瓜で言えば、種果を付けた場合、平均5果着果で木は終わってしまいます。
しかし、プロの青果農家の場合、120~150果は収穫できます。
これは、女性で言えば、子どもを5人産む体力が要求されるようなもので、種を結ばせると急速に樹勢はそちらに取られてしまいます。
ナスやピーマンも、小さいからと放置しておくと、種果になっている場合があります。

2、実を結び始めてから、気温が寒くなり生育が止まってしまうまでの期間の長さ。
果菜類は、日本では秋が深まると気温が低くなり生育が止まってしまうので、早く収穫し始める工夫(育苗を早める、初期の保温のためのトンネルやハウス栽培)と秋の気温が下がったときの保温によって、収穫期が変わります。

3、日光を十分受けられているかどうか。
木をどれだけ繁茂させるかで、畝間と株間の長さを日照不足にならないように、決める必要があります。
トマトの場合、一株で2万果、実を結ばせた記録がありますが、その場合、一株でハウス一棟使っています。
私が、南瓜で実験した例ですが、
親づる止めで、子づるを2~6本立てで比較しました。(畝間4m)
2本立ての場合株間60cm、一本増える毎に30cm株間を広げ、6本立ての婆、1.8mの株間になります。
結果として、子づる1本にだいたい2果着果し、つまり2本立ての場合4果、一本増える毎に2果増えて、6本立ての株は12果つきました。
つまり、日光さえ十分に受けられれば、一本当たりの着果は増えていくということになります。

4、水と肥料の供給を、十分、継続的に受け続けられているかどうか。
作物は、水が命ですので、継続的な雨や灌水により、水を切らさない工夫が大切で、肥料も途切れないように工夫する必要があります。

5、病気や害虫、根の酸欠、土壌障害、微量要素欠乏によって、樹勢が弱められていないかどうか。

あとは、一本当たりの記録よりも、実質的に栽培のしやすさやその畑全体の収量から、やり方を決めることになると思います。

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