◆黒枝豆は晩生と記載してあります。
晩生ですと中間地では6後半あるいは7月に入ってからまく方が良いとも言われていますが、
この商品のパッケージには4月後半6月前半まきとあります。
どちらが良いでしょうか?
ご指摘のように、枝豆晩生種のベストの播種適期は、6月中旬から7月上旬と思います。
他の品目の晩生種のならば、実るまでに時間がかかるので、早く蒔いて早く食べられるようにしようという方法もとれるかと思いますが、
枝豆晩生種の場合は、日の長さが短くなる短日を感知して開花が促進されるタイプなので、早く蒔いてもなかなか実が付かず、
そのため茎葉ばかり繁茂して、着果しないということが起こります。
しかし、それ以上に、開花、結実期の雨や温度の影響の方が大きいことがあり、
長野で場所によっては5月下旬蒔きの方が結果が良かったというようなケースもあって、天候に大きく左右されます。
高温・多雨・干ばつの影響を抑えるためには、白黒マルチ（上が白で下側が黒）をかける方法もあります。
ですから、リスク分散として、ずらして蒔く、早く蒔く場合は、肥料を抑える等の工夫はあるかと思います。
ご指摘のパッケージの蒔き時ですが、確かに4月後半から5月は、晩生種では早すぎです。
当社、丸種絵袋さんの袋を使わせて頂いているため、その表示になってしまいます。
丸種絵袋さんの袋は、早生種も晩生種も関係なく、その栽培日程表になっているため、
早い時期は早生種、遅い時期は晩生種という解釈をして頂けなければなりません。
申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
