◆マルチムギワイドは秋野菜(白菜、大根等)の緑肥にも良いでしょうか?
又、最適な緑肥は?お知らせ下さいませ。
緑肥の目的とすると、以下の6つになるかと思います。
1、緑肥をすき込むことにより、土地に有機物や窒素分を供給し、微生物や優良な菌類を増殖させ、団粒化した通気性と保水性の良い土壌を作ること。
マメ科(レンゲ、クローバー、ヘアリーベッチ、ロストアラータ、田助))や麦(ハルミドリ)、ソルゴー、スダックス、などの緑肥
2、根の張りの深い緑肥によって、硬盤層を突き破って、排水性を向上させること。
セスバニア(ロストアラータ、田助)、ハルミドリ、スダックス、ネマクリーン
3、病害をもたらす菌や線虫などを、餓死、殺菌、または減少させる働きをさせる。
ネマクリーン、辛神、スダックス
4、雑草を押さえ、枯れて敷き草になる。
麦(てまいらず、ワイド)、ナギナタガヤ
5、天敵の住み家の提供
ソルゴー、麦(てまいらず、ワイド)
6、防風に
ソルゴー、ハルミドリ、スダックス、セスバニア(ロストアラータ、田助)
それで、白菜や大根の前作に使うなら、1~3になりますし、
白菜や大根の畝間に使うなら、4の麦(てまいらず、ワイド)を使う方法はあります。
ただ、作物と近すぎると、日光や栄養の競合が発生しますので、畝間にすじ蒔きするという使い方になると思います。
ただ、てまいらず、ワイドは、春蒔きですので、秋に育てる場合の白菜や大根には向いていません。